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仙腸関節,AKAを応用したJMI療法 | 東京都豊島区 - ペインクリニカルセンター

生理痛

役に立つマメ知識
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第6回 臨床レポート

テーマ 「生理痛」

女性の患者さんの中には、腰痛や肩こりという症状を訴えて来院されましても、よくお話を聞きますと生理痛に悩まされている方がよくいらっしゃいます。特にストレスや内科的な問題も無いのにとおっしゃる方の場合は、やはり関節が大きく関与しているものもあるという症例をお知らせしたいと思うのです。

東京都在住 Sさん(30代) 女性

始めて来院された時は、腰痛を訴えていらっしゃいました。なんでも、当院にいらっしゃる1週間ほど前に突然ギックリ腰に見舞われ救急車で病院に担ぎ込まれたそうなのです。
その時、担当医であった若い医師がふと漏らした一言に興味を持たれネットで調べまくり、当院にたどり着いたというエピソードを教えていただきました。担当医の先生がたまたま漏らした一言「これは、きっと仙腸関節の問題だよ。」というものでした。
きっとその時の若い担当医の先生は、関節運動学に基づく治療法の事をそれなりに御存知でいらしたのだと思います。そうでなければ、緊急時に仙腸関節などという言葉がとっさに出てくるはずがないからです。

Sさんも始めて聞く「仙腸関節」。どんな字を書くのかも分からず調べるうちに「AKA」という整形外科の新しい治療法があるということに気づかれたのです。分かった以上、「ただ寝ているだけの病院のベッドの上にいつまでもいるわけにはいかない、なんとか早く逃げ出してAKAを受けてみたい。」その一念で病院から逃げるようにして出ていらしたとのことです。

その行動力といいますか、思い込んだら命がけの精神には私もお話を聞いていて圧倒されてしまいました。これを読まれている女性の方ならばきっと「私もその気持ち分かる。分かる。」と頷いていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。こういった自らの感性で敏感に何かを感じ取り即行動に移すという離れ業はまさに女性ならではのものだと思うのです。当院にいらしていただく女性の患者さんには大変多く見受けられる日常的な光景ですが、病院を抜け出してまでという意気込みで来院していただいたのは、私も始めてでした。そこまで思いを寄せていただいて、見ず知らずの私の治療に賭けていただくのは嬉しい反面大変責任の重さを感じました。

幸いにも、SさんはAKAに対する反応も良く初回の治療後からかなり腰が楽になられた様子で大変喜んでいただきました。4回目ぐらいまでは、治療の間にちょっと痛みがぶり返したりということがありましたが、それ以降は全く問題なく予防の為にいらしていただくというベストな形を短期間(2ヶ月目から)の内に取ることが出来るようになりました。

そこで、本題の「生理痛」なのですが2回目の治療の最中に、お話をしていた時でした「先生、実は以前から生理痛が酷くて凄く悩んでいたんですが、こちらで最初の治療を受けた直後の生理が今までに無くとても楽だったんです。もしやと思っていたんですが、これも仙腸関節となんらかの関係があるんでしょうか?」という実に鋭い御指摘をいただいたのです。

私は、今までに何度もAKA並びにJMIを通して生理痛の患者さんが楽になられる様子を拝見しておりますので、「はい。おそらくそうだと思いますよ。その可能性はとても高いと思います。」と申し上げました。
女性にとりましては、骨盤の中は常時「血の海」のような状態になっています。新鮮な血液と使用されて汚れた血液が絶えず循環している状態です。それは言うまでもなく、赤ちゃんを育てるための大切な臓器を維持するための必要不可欠な生理現象です。骨盤の中に出入りする血液の流れや神経を介しての情報のやりとりが、臓器の周りを守っている骨や関節の影響を全く受けないとするほうがより不自然なことではないでしょうか。

しかしながら、今の通常の医学では「関節の異常が内科に与える影響の大きさ」については全く無視していると言ってもよいありさまです。血管も神経も、関節の周囲を縫うようにして体中に張り巡らされています。関節の動き自体に問題が生じた時当然ながら、関節周囲に密着している血管や神経の機能にも異常が起きると十分に考えられます。
しかし、直ぐに判るほど体に大きな影響が体に出る場合が少ない事と、例え出たとしても医療者の意識は直ぐに内科的な方向に行ってしまうために永遠に見過ごされてきた分野だと想像出来るのです。

仙腸関節は、まさに骨盤を構成する大きな関節です。その関節が機能異常を起こし周囲の血管や神経に異常をもたらしたならば、「生理痛」という形で体の異常を知らせるサインが出たとしても決して不思議ではないのです。生理痛を内科的な側面からばかり見ていると、しなくても良い無駄な薬物治療を施すことにもなりかねませんし、現実にはおこなわれているケースも多々あるのではないでしょうか。診断と治療の意味も込めて、AKAのような関節面からの内科への異常を調べるような試みを、医療現場で普通におこなえるようになった時医療は大きく変わるのではないかと思うのです。

Sさんのその後ですが、回を追う毎に生理痛が楽になり「ちょっと痛いかな。」ぐらいの痛みで済むようになったと喜んでいただいています。腰痛もすっかり感じなくなり、2,3ヶ月に1回程度の定期的な予防の為の治療で良いぐらいの状態になられました。

生理痛で悩む方達のためにも、もっとAKAやJMIを活用していただきたいものだと思っております。

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