椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 梨状筋症候群,治療,大塚,AKA

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第20回 臨床レポート

テーマ 「椎間板ヘルニア」、「脊柱管狭窄症」、「梨状筋症候群」など

病院で、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と診断され足腰の痛みや痺れで悩まされている方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。当院にも、座骨神経痛になっていると言われて治療にいらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。症状は、様々で立っていると大丈夫だけれども座ると駄目とか逆に座っている時は全く問題ないけれども長く立っている事が出来ないとか、暫く歩くと痛みが増してきて膝を抱えてかがみ込んでジッとしていると治るなど様々な症状を訴えられます。

私の今までの経験から申しますと、足腰の痺れや痛みが出だした初期の段階であれば殆どが数回のJMIの治療で改善されるケースが沢山あるのです。ただ、何年にも渡る慢性化した状態の方や異常を抱えながら無理に無理を重ねるような事をなさって来た方の場合は、完治するまでに3~4ヶ月程またそれ以上かかることもよくございますし、時として精神的な問題も同時に抱えていらっしゃるケースもあります。また、動脈硬化や糖尿病からくるものもあり内科的な問題にも気をつけながら治療に当たる必要があろうかと思います。ただ単に、関節の物理的な異常のみとは言い切れないケースもありますので、慎重な対応が必要だと実感しているところです。

関節運動学に基づく研究から、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と言ったものも仙腸関節の機能異常から起きている痛みや痺れの事を言っている場合が殆どであると言う事が分かってきておりますので、一度、JMIの治療にチャレンジして頂けましたら、遠回りをせずに済むのではと思うのです。何度も申し上げるようですが、関節レベルの物理的な異常が発生原因の場合(大半の原因を締めると思われます。)、いくら筋肉レベルのマッサージや鍼灸治療を行っても根本解決にはなりません。それぞれの、治療法の特性と限界を見極めた治療法の選択をおこなう必要があるかと思うのです。

神奈川県在住 Mさん(30代) 男性

初めて、Mさんからお問い合わせのお電話を頂いた時の事は未だに忘れられません。世間に存在する様々な治療法に対して、大変な不信感を持ち,治療内容のあまりのいい加減さと治療者の対応の不誠実な対応ぶりに心底怒っているという心境が痛いほど伝わって来るお話ぶりでした。そして、何とかしたいのだけれども、誰もまともに受け止めてくれない。そして、まともな治療を誰もしてくれないという底知れぬ悲しみも同時に伝わってくるものでした。

初めて、Mさんにお会いする日が来ました。当院のHPを読み込んでいらして、納得はされているもののその表情には「また、今度も裏切られたどうしようか・・・・」と言う不安と不信感が一杯でいらしたのです。具体的なお話を伺い出しますと、腰の痛みと足の痺れに悩まされだしてからのこの数年間、仕事も出来なくなり将来への不安も抱えているという実に追いつめられた状況にあることがよく理解出来たのです。

そして、整形外科を始めとして有名な民間療法を手当たり次第試し、なんとか今の状態から脱却したいと散々もがき苦しんだ日々であったようです。そして、最後に一縷の望みを託して行った治療がヘルニアのレーザー治療だったそうです。レーザー治療で有名な整形外科に、わざわざ地方都市にまで新幹線で出かけて行き、数十万円と言う治療代までかけたのだそうです。しかし、結果は全く効果がなくアフターフォローもいい加減という事で、絶望感に襲われてしまったのだそうです。しかし、まだ30代と言う若い方ですのでなんとか定職に就いてこれかの人生を頑張らねばという思いで必死になって治療法を探している内に当院に行き着いたとのことでした。

聞くも涙、語るも涙とはこのことかと思うような壮絶な数年間を送っていらした様子がひしひしと伝わって参りました。図らずも、おっしゃっていましたが「治療に行っても、どこもそうですが全く会話というものが無いんです。こちらの話を真剣に聞こうともしませんし、色々と訴えかけても上の空のような状態でとにかくやれば治るの一点張りの所ばかりでした。」と憤慨しておられました。「口を開けば、背骨や骨盤がずれてる、歪んでいる、曲がっていると言うばかりでやることも大差ないですし、決定的におかしくされてしまったのは、OO式という民間療法で大きく背中を後ろに反らされた時でした。それ以来、ますます悪化してしまったんです。」と昨日の事のように悪夢を思い出しながら、怒りをぶちまけていらっしゃいました。私も、Mさんが顔を真っ赤にして怒りながら話される過去の話を聞きながら、治療者のあまりにも不誠実な対応ぶりに、はらわたが煮えくりかえる思いがしたのです。

とにかく、JMIの治療の説明を簡単にさせていただいてから、治療に入りました。体に触れてみると明らかに、仙腸関節に炎症を起こしている状態が直ぐに分かりました。そして、痛みや痺れが出やすいと訴えておられた左の仙腸関節が右に比べても明らかに酷く機能異常を起こしている状態だったのです。
初めての治療後、Mさんに感想をお聞きしますと「ウ~~ン」とうなっていらっしゃいましたが、今まで受けた治療とは何かが違うと体で感じておられるようでした。

2回目にいらした時にお話を伺いますと、前回始めて電車に乗って治療に来た時は左の腰から足にかけて痛くて座っていられなかったのが、治療を受けた帰りは少し楽で少しだけではあるが長く座れるようになったそうです。でも、まだそんなに大きな変化は実感しておられないようでした。その後の治療は、毎週一回いらしていただくことにしまして、私もまさにMさんと真剣勝負という感じで治療に当たらせて頂きました。

3ヶ月半が経った頃でしょうか、前回の治療後の状態が殆ど戻らないまでの状態にまで回復されたのです。そして、その後は、急速に症状が和らぎ痛みや痺れも殆ど感じないまでに回復されたのです。また、来院の折りに電車で座っていても最初から最後までずっと座っていられるようになったそうです。かなり体調が良くなってきたことと将来の就職の事も考えて引っ越しをなさったのですが、引っ越し作業の後も別段酷く痛むことも無く、数ヶ月前までの痛みと痺れの悪夢から解放された喜びがこみ上げてきて仕方なかったと後日お話下さいました。私も、Mさんが来院される度に症状の変化を事細かに言葉で説明するようにし、治療が終わった後もどこがどのように改善しましたが、御自身の感覚ではどうですか?と常に自らの体の変化を自覚していただくように努めました。

その甲斐があったのでしょうか、最初の頃は常に固い表情でお話下さっていた表情が、3ヶ月の間にすっかり和やかな表情になられ自分の体への自信も徐々に取り戻してきたご様子でした。4ヶ月後には、全く日常生活にも不安を感じる事もなくなり笑顔が耐えない状態になられたのです。「こちらの治療院に出会えて本当に良かったです。」と明るい笑顔で言って頂けますと、私も何ものにも代え難い喜びがわき上がって来たのです。今現在、Mさんは数ヶ月に一度のペースで殆ど予防の為にいらしていただいているような状態です。

東京都在住 Fさん(40代) 男性

Fさんは、脊柱管狭窄症だと病院で言われたとおっしゃって来院されました。
暫く、整形外科の治療や接骨院の治療を受けていたものの目覚ましい症状の改善もなくどうしたら良いものかとインターネットで治療方法を探し出したところ、当院の存在を知ったとおっしゃっておられました。

Fさんの場合は、足の痺れが出だしてからまだ2ヶ月程という状態で、この程度の段階ならばJMIの治療を受ければかなり手応えがあると思いますよと申し上げました。結果は、申し上げた通りでした。
初回の治療の後から直ぐに痺れは無くなり、Fさん御自身もあまりに短時間の間に症状が改善されてしまったので呆気にとられておられました。脊柱管狭窄症と言うよりは、明らかに仙腸関節の機能異常が原因であったということが、JMIの治療をしてみて初めて明らかになったのです。

その後は、2~3週間置きに治療と予防を兼ねていらして頂いていますが、「あんなに痺れてうっとうしかったのが、嘘みたいです。」といつも喜んでいただいております。いかに、初期の段階で早く正しい手を打つことが大切かを思い知らされる症例でした。

東京都在住 Oさん(50代) 男性

Oさんは、20代の頃から趣味で15~20キロ程度のランニングを毎日なさっている方でした。将来は、あの有名な「長谷川カップ」を目指していらっしゃるそうです。
違和感は、H12頃からありH15のある日ランニング後に腰痛を感じたために不安になってしまったそうです。その一週間後に椅子を持ち上げたひょうしに、軽いギックリ腰のような状態になってしまい不安がますます増大するようになったとのことでした。

そこで、友人から紹介されたカイロプラクティックに行かれたそうですが、ろくに症状も聞かずにいきなり治療を行った為に信用出来ないと思い、同日直ぐに整形外科に行かれたそうです。しかし、レントゲン検査でも異常は無くただの筋肉の炎症でしょうと言うことで湿布をもらって終わりという事になってしまったそうです。
整形外科で理学療法を3回程受診しているうちに痛みが消えたので、自主的に通院をやめたそうです。

それから、1年経ち特定の姿勢を取った時に嫌な痛みが腰に走る症状が消えないのが慢性化している状態だったそうです。また、ランニング途中で右足が痺れ出すことがあり、足を叩きながら走っているうちにいつのまにか収まるという事が続いているとのことでした。将来目指す、大きな大会に出る為にも腰痛を完治させておきたいと言うことで、今回当院に来院されたと言うことでした。

大変丁寧なご説明をいただき、今に至るまでの状態が大変よく理解出来ましたので、さっそく治療にとりかからせて頂きました。一連のJMIの治療を施し、直ぐにベッドから降りて院内を歩いて足の感触を確かめて頂きました。一歩一歩力強く、感触を噛みしめるような表情で真剣に歩いておられましたが「そうですね。楽ですね。違いますよ。」とビックリした表情でおっしゃいました。

毎日、20キロも走っていらっしゃる方ですから、常に自らの体と密な会話をしながら走っていらっしゃると思うのです。治療後、明らかに体全体が軽くなり、足に響くような感じも無くなり「これなら、いける。」とOさんの中で何か感じるものがあったようです。2回目に治療にいらして頂いた時に、様子をお聞きしましたら「走った後も全く、痺れなくなりました。嘘みたいに治ってしまいましたね。」と大喜びしていただけたのです。

Oさんの場合も、痺れを感じだしてまだ1年足らずという段階だったのが、幸いだったのかもしれません。また、非常に自分の体の事を分かっていらっしゃる方でいたわりながら、決して無理をしないトレーニングをされていたのも良かったのかなと思いました。その後は、予防と治療を兼ねて2~3週間置きにいらして頂いていますが、表情も晴れ晴れとされ不安なく順調にトレーニングメニューをこなしていらっしゃるとのことです。是非、近い将来、「長谷川カップ」で良い成績を収めて頂きたいものだと思うのです。