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第3回 臨床レポート

腰痛と言えども、決して物理的な要因だけから起きるわけではありません。近年、急増してきているものの中に所謂「心因性」と言われるものがあります。自律神経の乱れや、軽いうつ状態からくる体の痛みや痺れ、関節に水が溜まる、関節の炎症、よく眠れない、疲労がいつまでも抜けないといった症状などと合併して出てくる腰痛というものもあります。
JMIにおきましても、そういった患者さんは何度治療しても再発を繰り返しやすいとして難しい症状であるとしてきています。
私も、独立開業してからそういう患者さんをどう治療していくかという事が、一番の課題であり薬や注射でなんとか出来ない立場である以上、何か方策を見つけなくてはという思いがずっとありました。
幸いにも、特別な医療機器でありますマイナスイオンの電気治療気に出会いかなりの治療効果を上げる事が出来るようになりました。
自律神経の安定化を図るためにも、極めて安全な方法ではないかと思っています。

テーマ 「腰痛・心因性」

埼玉県在住 Wさん(30代)女性

Wさんとの出会いは、とある腰痛関連の掲示板でメールにてアドバイスを差し上げた事がきっかけでした。
何度かメールのやりとりをさせていただき、腰痛になるまでの経緯と現在の症状をお聞きしました。
かなり早い段階で「これは、かなり心因性のものが影響しているな。」と感じておりました。具体的にWさんの方から「一度、治療にうかがいたいのですが。」というお話をいただいた時に即座にアドバイスをさせていただきました。「まず、一度心療内科を訪れてみてお医者さんのアドバイスと判断を仰いでみてください。」という内容のものでした。
Wさんは、とても素直で行動力のある方でいらして、アドバイス通りお近くの著名な大学病院内にある心療内科に直ぐに行っていただいたようなのです。その後に、当院にいらしていただきました。始めてお会いしてお話をしだしたところ「先生にアドバイスされた通りに、心療内科に行って色々とお話を聞いていただいたんです。そこで、習慣性の無い一番弱い抗うつ剤をいただいて飲み出しました。そうしたら、今までの痛みが嘘のように8割方は消えてしまい、今は少し痛いかなという感じです。本当に不思議な感じがします。」とおっしゃるではありませんか。
直ぐに、その後JMIの治療を行いましたが想像通り大変体の反応も良く、残っていた殆どの痛みが消えてしまうと言う結果が出ました。
私も思わず心の中で喝采を叫んでしまいました。
しかし、予想通りといいますかやはり心因性のものからくる仙腸関節の炎症をお持ちでいらっしゃいましたので、その後、2ヶ月程様子をみながら週に1度のペースで通っていただきました。しかし、以前のように強い症状が出る事はなく時々痛みが出たり、痛みの場所が移動するという心因性の症状を持つ方特有の変化を繰り返しながらだんだんと快方にむかわれました。
今では、すっかりと明るくなられて月に1度いらしていただいているだけで十分という状態にまで回復されたのです。
いつも、付き添いの御主人様と仲良く来院していただきまして、治療後も色々と日常的なお話を楽しく聞かせていただいています。
Wさんは、根がとても真面目で、几帳面で、心配性な方でいらっしゃる上に、小さい頃からご両親にとても大切に育てられて来た方のようでした。御自身が何か自信を持ってやれる事が無いまま家庭に入られ、今に到っていらっしゃることも痛みに対して必要以上に敏感に反応しすぎる大きな原因の一つではないかと思いました。そこで、「とにかく、御自身が好きな事を自信を持ってやれるまで諦めずに根気良くやってみてください。」とアドバイスを差し上げました。
そうしましたところ、お料理に精を出されるようになり先日は始めてご自身で焼かれたパンを頂戴しました。大変、おいしくいただがせていただきました。「何だか気持ちが軽くなり、毎日が楽しくなってきました。少しばかり部屋が汚れていても以前ほどは気にならなくなりました。」と満面の笑みでお話になっていただけるまでになったのです。
また、先日のお話の中で「実は、今お世話になっている心療内科の先生に、白澤先生の所で受けている治療やいただいたアドバイスについてお話したんです。そうしましたら、その先生が『とても良い先生だと思いますよ。そういうアドバイスを適切に出来る方は信頼出来る先生だと思います。』とおっしゃってくださったんです。私もとても誇らしくて嬉しくなりました。」と話してくださったのです。
間接的ながらも、自らがおこなったアドバイスが専門家のお医者様からみても適切であったと判断していただいたことに本当に嬉しく思いました。
今現在も、Wさん以外にも心因性の痛みと戦う患者さん達と治療を通じてお付き合いをさせていただいていますが、皆さん何事にも一途でとても真面目な方達です。
こうした素晴らしい人間性をお持ちの方達が苦しみ、自らの健康を害してしまう今の時代のありようはいったいなんなのかと思いますと、やり場の無い怒りがこみ上げてくるのです。

腰痛と肩こり、腱鞘炎、顎関節症、膝の痛み、外反母趾などは、同じ根本原因から派生して来たものです。
腰痛が酷い方の場合、腰痛の治療を始めて楽になって頂くと後から別の痛みが顕在化する事が良くございます。
実は、同時に起きていた異変なのですが、一番痛い場所の痛みだけを意図的に体に知らせる脳の仕組みが働き分からなくなっている事が良くあるのです。
肩こりも、決して肩こりだけ起きていることはまずありません。必ず、骨盤の仙腸関節の異常が絡んでいます。ましてや、ただ単に筋肉が凝っているなどと言う表面的な話ではないのです。
肩こりも放置しておけば偏頭痛や顎関節症、視力の低下を悪化させてしまう要因にもなります。
全ては関連し繋がっている話だと言う事を理解して頂けると嬉しく思います。


肩こり
https://www.painclinical.com/symptoms/180

腱鞘炎
https://www.painclinical.com/symptoms/196

顎関節症
https://www.painclinical.com/symptoms/219

膝の痛み
https://www.painclinical.com/symptoms/198

外反母趾
https://www.painclinical.com/symptoms/192